この記事は30代の女性に、母乳ダイエットについて書いていただきました。
……….
私は、身長160センチで、妊娠前の体重が61キロでした。妊娠4ヶ月までは、つわりが酷く、毎日吐いていたせいで7キロ落ちましたが、妊娠後期に入りつわりも収まり、好きな物を好きなだけ食べる生活をしていましたら15キロ(76キロ)も増えてしまっていました。
赤ちゃんがいるので体重が増えるのは当たり前なのですが、それでも10キロ前後が普通です。もちろん、妊娠中のダイエットは赤ちゃんに悪い影響を及ぼす可能性があるため行いませんでした。
産後すぐに、体重が落ちるかと思い、あまり気にしていませんでしたが、出産して数日後に、体重を計りに行きましたら9キロしか落ちていなくてかなりショックを受けました。退院してからダイエット頑張ろうと決めた瞬間です。
産後は体力もまだ回復していないため、体に無理は出来ないと思いました。そこで、母乳で育てたい思いが強かったことと授乳中のカロリー消費で痩せると聞いた私は、体力的には大変だと思っていましたが母乳ダイエットを頑張ることにしました。
母乳で育てれば痩せられると思ったため、食事制限は選択肢の中にありませんでした。食事制限をすることで食事に片寄が出てしまって、母乳の質を下げてしまう可能性があるからです。
授乳中は自然と食事に気を使うようになっていたためバランスの取れた食事になり、体重も徐々に減っていきました。
朝はお米、お魚、お味噌汁(海藻と豆腐)、納豆、サラダ。
昼はパスタ、サラダ。
夕飯はお米、生姜焼き、サラダ、お味噌汁(海藻と豆腐)。
お魚とお肉は朝昼晩のどれかに両方必ず食べるようにして、「肉だけ、魚だけ」とならないように気を付けました。補足ですが、肉を買う時には出来るだけ抗生剤などの薬剤は入っていない商品を選びました(もちろん、赤ちゃんのためです)。薬剤を使っていない肉は鶏肉しか近所のスーパーでは売っていませんでしたので、自然と鶏肉の割合が多くなりました。
そして、ワカメを中心とする海藻とお皿に山盛りの野菜を毎日食べることで食物繊維を多く摂れ、いつも快便状態でした。
このバランスの取れた食事に加え、毎日母乳をあげていたので、産後のダイエットには良い効果を発揮してくれました。
医師には「赤ちゃんに母乳をあげるのは血液をあげているようなもので、1日に600カロリーも燃やされている」と言われました。意味が分からなかったので家に帰ってネットで調べると母乳は血液から作られると書いてありました。母乳ダイエットと食事管理の結果、産後1ヶ月後には3キロも落ちました。
その後、運動も取り入れ、体重はさらに減る
その後、子育てと家事の気分転換に(多少鬱気味だったため)、赤ちゃんをベビーカーに乗せてウォーキングに毎日30分行くようになりました。赤ちゃんも小さいので日差しが強いときには、少し涼しい夕方などの時間帯にお散歩をしました。家にいるときには時間があればyoutubeを見ながら、ヨガをやりました。
また、寝る前に、腹筋、背筋50回ずつと、フラフープを右回し100回、左回100回を毎日していました。
運動と食事、そして母乳ダイエットのお蔭で、産後3か月でトータル10キロ減量できました(つまり、産後の67キロから57キロへ)。BMI(体格指数)は22.27ですので「普通体重」の範囲です。
運動と食事と母乳育児、この3つのうち、どれが大きな効果を発揮したのかは分かりませんが、「母乳をあげるからには食事には気を付けよう」と考えたことが良かったのかもしれません。
最初の母乳ダイエットの動機は前にも書いたように「母乳育児はカロリーを消費するから痩せるかも」でしたが、最後の方は「母乳をあげるからには食事には気を付けよう」に変わりました。
産後ダイエットのメリット
メリットは、旦那から以前よりも愛されていると感じるようになりました。子供を産んだ後には夫婦の夜の営みが減ると聞きますが、痩せたお蔭でそういうこともありませんでした(笑)
また、息子と買い物をしていれば、お姉さんに間違えられる事も何度かありました。
これは産後のダイエットのお蔭でウエストも少し出来て、おしゃれな服にも挑戦できるようになったからだと思います。
産後ダイエットで辛かったこと
結果的には母乳ダイエットは成功しましたが、ダイエットの時期と産後うつの時期が重なってしまったことが辛かったです。産後ということもあり、慣れていない育児や家事との両立でいつも以上に疲れを感じ、何もやる気が出ない日もありました。
さらに、産後6ヶ月が一番痩せやすい時期だと言われているため、食べたい物を我慢していたのが精神的には良くありませんでした(身体的には良かったですが)。本来は徐々に嗜好品を減らすことから始めればもっと精神的には楽にダイエットができたかもしれません。
しかし、体調と相談しながら規則正しい食事と運動、母乳育児を取り入れたお蔭で痩せることには成功しました。自分のためにも子供のためにも、これからも若くて綺麗なママでいたいので食事のバランスを考えながら、太らないように管理していきます。