この記事は40代の男性に書いていただきました。
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平成27年当時の私のスペックは、年齢46歳男性、身長179.6cm、体重96kgでした。痩せた方がいいとは思っていましたが、中々行動に移れない優柔不断な毎日を過ごしていました。しかし、100kg目の前ということで「痩せよう!」と決心しました。
さて何をすればいいのか?、あれこれと考えたあげく私が取り組んだのは「食事量を減らすダイエット」と「スムージーダイエット」の2段階方式です。最初は「食事量を減らすダイエット」のみで、次に「スムージーダイエット」も加えました。
元々大食漢で、ご飯の3~4杯は軽くいける口だったのですが、これをスッパリやめました。
夜はおかずをほんの一つまみ、お腹がすいても水を飲んで無理矢理我慢する日々。始めは正直辛いとも思いましたが意外とすぐ慣れましたので、楽に我慢出来るようになりました。
タイトルにあるように結果は25kg痩せましたが、成功要因も含めて、以下にダイエット内容を記してみようと思います。
アメとムチは明確に
朝食については一切遠慮しませんでした。極端な話、ご飯にケーキにクッキーとコーラでもOKとし、食べたいものを食べたいだけ食べて、自分を思い切り甘やかしました。
昼食からはムチの時間の始まりです。つまり、食べませんでした。やってみると分かりますが、人間は必ず3食が必要なわけではないんです。食べなくてもどうにでもなりました。我慢が難しいときは水をガブ飲みしてますが、アメ一個でも口にはしません。だってムチの時間ですからね。
夕御飯は、通常お昼を抜いた分しっかり食べようとしますが、上にも書いたようにおかずを少しだけつまむか、煎り大豆を20粒ほど食べるだけです。
以上のような生活を2ヶ月続けた結果、10kgの減量に成功したときはホント嬉しかったですね。
さらなる減量を夢見て
10kg減量から3ヶ月が経過し、仕事上のプロジェクトも無事片づいて私は気が抜けていました。ある日体重計を見ると、若干増えていました。せっかく努力したのに元に戻るのはイヤだと思い、次に始めたのが「スムージー」です。
ダイエット目的のスムージー作りに牛乳や100%ジュースを入れてはいけません。水分は水だけ、これを徹底します。リンゴ1/4個とバナナ1/2個、小松菜かほうれん草、または水菜の組み合わせでローテーションを組み、朝食と夕食に1リットル飲むようにしました。この頃の朝食はほどほどの量に落ち着いており、あいかわらず昼食は抜いていました。
意志の強さは「望み」の強さに比例する
2回目のダイエットで更に体重は落ちて、3ヶ月で15kg減となり、1年の間にトータル25kgの減量となりました。
これだけ落ちるともはや別人なのでしょうか、周りから本気で体調を心配されたり、会社の女性陣からはやり方を教えてくれと頼まれたり、反響がすごかったです。
ただ、妻だけはあまり良い顔をしてくれませんでした。当然ですね、身に付ける物全て、下着に至るまで買い換えの必要に迫られたわけですから。
以上が私のダイエットの顛末です。正直やりすぎだと自省していますが、実はその気になれば、この程度は誰でも出来ると思っています。重要なのは「焦がれるほど望む」ことです。自分の望みを「強烈に想像する」ことです。一点の妥協さえ許さない程理想を思い描くことで、人はそう成れるように出来ていると私は思っています。
当時どうしても乗りたいバイクのために、170km離れた試験場へ通い、3回目で合格しました。そこで試験官から言われたのは、「試験場史上3回で合格したのはあなたが3人目です。よく頑張りましたね」という言葉でした。嬉しかったです、達成感も味わいました。焦がれて焦がれて本気で取り組めば結果はついてくることを、あのとき初めて知りました。だから、今回のダイエット結果も特別なことではなく、誰でも望めば手に入ります。
今は体が嘘みたいに軽くなり、ジョギングしても勝手に進んでくれるような気さえしています。なにより、やり遂げたという自信が背筋をピンと伸ばしてくれます。痩せたことより、そのほうが嬉しかったりしますね。
成せば成る、と言いますが、なにを成したいのか? 皆さんの本当の「望み」は何ですか? イメージするって大事だなと改めて思った次第です。