この記事は30代の女性に書いていただきました。
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私がダイエットを始めたのは一昨年の夏、30歳の時です。当時の仕事内容が激務で毎日ストレスを溜めていた私は、その解消のために過食に走り、平日帰宅後や休日はひたすら食べる生活を繰り返していました。気がつけば体重はあっという間に62㎏(適正体重よりも7キロ重い)。私の身長が158㎝なので、明らかに標準体重の域を超えて肥満体型です。
顔も体もパンパンに膨らんで今まで着ていた洋服のサイズが合わなくなり、鏡に映る自分の姿に嫌気がさした辺りでようやくダイエットを決意しました。目標は標準体重の54㎏に設定して、一念発起のダイエットを開始したのです。
どのダイエット法がリバウンドの可能性が少ないかを考える
私はとにかく食べることが大好きで、3食は勿論食後のデザートまできっちり食べ、更には暇を見てチョコやポテトチップスを食べるような生活を続けていました。こんな状態で急に過度な食事制限をするとリバウンドは確実です。職場でのストレスも考慮して、とにかく食べることは極力禁止せずに減量しながらリバウンドのリスクを減らしたい。そうなると残された手段は運動です。
そこで私は、前々から興味を持っていたロードバイクを購入しそれに乗って減量することに決めました。ロードバイクとは高速走行を目的とした自転車の一種で、ママチャリとは違い、荷物カゴなどが付いていないのが特徴です。車体自体がとても軽く女性でも両手で持ち上げることが出来ます。
このロードバイクはママチャリよりも値段が高く、ヘルメットなどの周辺装備を合わせると10万は必要になってきます。高いお金を払えばその分挫折も出来ないだろうと思い、私は思い切って一式を揃えました。そうしてロードバイクでの運動を主体にダイエットに励むことを決めたのです。
ダイエット期間と減量結果
結果として半年間で62㎏→55㎏(7kg減)に体重が落とすことが出来ました(目標より1kg重い)。主にやったことは以下の3点です。
・休日は出来るだけロードバイクに乗って、最低30㎞以上の長距離を走る。
・食事は3食きっちりと食べ、夜だけお米やパンなどの炭水化物を抜き、腹八分目を目指す(夜だけ糖質制限)。
・平日夜は間食をしない。
・週末のみ好きなおやつを食事の妨げにならない程度に食べても良い。
これでマイナス7㎏の減量に無事成功しました。
具体的な食事内容としては、
朝:お米と味噌汁、焼き魚、野菜サラダなどオーソドックスなメニュー
昼:お弁当(前日の夕食の残り物とごはん)
夜:肉と野菜の炒め物や煮魚、野菜の煮物や豆腐やわかめの汁物・納豆等をバランス良く腹八分目まで食べる。主食(米)はなしで、おかずのみでお腹を満たす糖質制限です。
といったメニューです。
何故ダイエットに成功したか
成功要因として第一に挙げられるのは、ロードバイクを想像以上に楽しめたことです。ジムのトレーニンマシンで鍛えるのとは違い、外で自転車に乗るので風景も変わり飽きません。軽い車体のおかげでペダルを漕ぐ足も軽く、坂道を登ったり長距離を走ったりすることが苦にならないのです。気がつけば1日で100㎞以上を走っていたこともありました。
天気が許す限りほぼ毎週末ロードバイクに乗って遠出していたので、月間走行距離に比例して太ももやふくらはぎはどんどん細くなっていきました。細いと言っても筋肉が増えましたので、以前よりは基礎代謝は上がっていると思います(筋肉が増えれば基礎代謝が高くなり、痩せやすくなる)。目に見えて体型が変わると気分も上がり、自転車に乗る時間が長くなって、とても良い循環が出来上がっていました。
第二に挙げられるのは、過度な食事制限をしなかったことです。例えば鶏肉はささみのみを使う、なるべく油を使わない料理にすると言った、細かい制限はストレスの素になるのでやりませんでした。夜だけ糖質制限にしたことも体重減に貢献したと思います。夜だけ糖質が多いお米を食べないだけですので、食べる楽しみに対する我慢が少なかったことも大きな成功要因だと思います。
ダイエットの副次効果
このロードバイクダイエットを始めてから週末を外で過ごすようになったため、ゴロゴロ過ごしていたダイエット前と比べて疲れにくくなり風邪を引かなくなりました(これも基礎代謝が上がったお蔭かと思います)。また、少し食べすぎてもまた長距離を走れば問題ないと心の余裕も出来ました。
唯一のデメリットと言えば初期費用(自転車の購入費)が高くつくことですが、ジムに通えば年間費用もそれなりにかかりますし、有意義な出費だったと感じています。食事制限は極力したくない、自転車に乗って遠くまで行くことが楽しそうだなと思える方は、ロードバイクダイエットを是非おすすめしたいです。