この記事は20代の女性に、お菓子も食べてしまうという緩い糖質制限で11kg痩せた体験を書いていただきました。
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23歳の頃、体重は60㎏ありました。身長155㎝でBMIは24.9―明らかな肥満体型です。もともと食べることが好きだった私は高校生の頃から1日4食という生活を繰り返していました。
朝はご飯と魚などの食事を食べ、昼は学校で弁当を食べる。放課後お腹が空いて友人とファストフードを食べて帰り、夕飯を食べる。そして極めつけは夕飯後のおやつです。こんな生活をしていて太らないわけがありません。みるみるうちに体重は増えていきました。
こんな私がダイエットをしたきっかけは看護師という仕事に就いたことでした。看護師として患者さんに栄養指導をする機会が多くなり、私のような体型では説得力に欠けるのではと考えて、太っていることが恥ずかしく思うようになりました。
また仕事で食べる暇がない日が続くと最高60㎏の体重が1か月で57㎏まで減っていました。体重が減って体が軽くなると、動くことが苦ではなくなりました。太っていた頃は疲れやすかった体質が、体重が1㎏減るごとに改善されていきました。そこで私は体調管理のためにも本格的なダイエットを決意しました。
しかし今までダイエットなどしたことがなかった私はとりあえず思いつくままにダイエットをしました。ファスティングダイエットや〇〇だけダイエットなど、「食べない」ダイエットを多くしていた気がします。しかし本来は食べることが好きな私がそんなダイエットを続けることが出来るはずはなく、痩せてはリバウンドを繰り返していました。
私の緩い糖質制限ダイエット法
そんなダイエット混迷期に出会ったのが糖質制限ダイエットです。それもお米などの炭水化物の食品を抜いたのは夕食のみでした。朝と昼は普段の量より少ない炭水化物の摂取に努めました。制限を緩くすることでストレスなく継続することが出来ました。
具体的な食事内容は
① 朝食(6:30頃):
白米茶碗にしゃもじ1杯分程度+納豆、卵焼きなど
普段は普通茶碗に1杯白米を食べていました。
② 昼食(12:00頃)会社:
自作弁当(白米(80g程度)+焼いたお肉など)
白米を80gくらい弁当箱に詰めて会社に持っていきました。お米の糖質は80g当たり約30gくらいです。
③ 夕食(19:00~20:00頃):
主菜(肉、魚など日によってバラバラ、揚げ物と脂身は控える)、葉物野菜のサラダ、温かいスープ
私が一番苦労したのは飲酒と間食の制限です。私はお酒が好きで毎晩のようにビールを飲んでいましたが、夜のカロリー摂取量を減らすために週3~4回糖質オフのビールを、飲み会の際のビールは乾杯の時少量飲むに留め、焼酎・ブランデーなどの蒸留酒を飲むようにしました。最初のうちはビールやワインなどを飲みたい衝動に駆られていましたが、そのうち飲酒制限も辛くはなくなりました。
ダイエットをするときに甘いお菓子はもちろん厳禁です。それを分かってはいたものの月経前や仕事終わりなどはどうしても食べたい日がありました。そんな時私が取り入れたのは「チートデイ」です。本来チートデイとは減量停滞期に取り入れる方法で、1週間~10日周期で一日だけ好きなものを食べてよい日のことをいいます。私はこれを自分のモチベーションを上げるために「1週間に1度」と決めて取り入れていました。通常のお菓子からプリンなども含めて甘い食品を中心に1週間に1度です。厳密にいうと1週間に1個です。ポテトチップスであれば1袋、プリンであれば1個。
有酸素運動の併用
私のような緩い糖質制限ダイエットでは減量に限界があったため、運動を取り入れていました。週1回はスポーツジムに行き、ランニングマシン35分またはバイク30分+筋肉トレーニングを行います。それ以外の日は隔日で20分~30分のウォーキング(雨の日の時は自宅で腹筋など筋肉トレーニング)を取り入れていました。
減量結果とまとめ
以上のような緩い糖質制限+運動を3年くらい続け、体重は49㎏(BMI20)と11㎏の減量に成功しました。急激なダイエットは体調を崩すだけでなく、リバウンドの原因にもなります。看護師として指導する際には減量の目安として1か月に1㎏ペースでの減量をオススメしているので、私の場合もかなりゆっくり減量しました。そのおかげで体調を崩すことなく、体重維持もできています。
ダイエットに成功すると好きな洋服を着てオシャレをすることが楽しくなりました。今まで着ていた洋服のサイズが合わず、服の買い替えに苦労しましたが(笑)以前はコンプレックスばかりだった私が今では自分に自信が持てています。
実は最近は少し運動をサボり気味で筋肉が落ちてしまったため、この記事を書いたことをきっかけに自分を鼓舞し、ボディラインを整えることを今後の目標にしていきたいと思います。