私のダイエット

カロリーの減らしすぎで32kgに。身長が伸びず髪の毛の量が半分

 

この記事は20才の女性に書いていただきました。

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【ダイエット成功期】

 私が12歳(身長152cm・48kg)の時に行ったダイエットは、初めは「お菓子を止める」というだけの内容でした。運動が好きで活動的だった私は、太ってはいなかったものの、自分の身体ががっしりしていることがコンプレックスでした。日常的にお菓子を食べてしまう習慣があったので、それを一切止めることで、当時成長期だった私は、すぐに3 kgほど落ちました。

 お菓子を止めると身体が少し軽くなり、運動もしやすく、健康的になりました。そのうち、大好きなお菓子を我慢しているのにご飯をおかわりしていることがばかばかしくなり、3度の食事でもご飯のおかわりを止めるようになりました。そして、徐々に食事量も少なく(恐らく標準くらいに)なり、初め48kgあった体重は、簡単に42kg程になりました。

 この頃の食事量は、朝ご飯に
・食パン6枚切り1枚(ジャムかマーガリン)
・サラダを少し
・目玉焼き
・ベーコンかハム
・ココアか紅茶かコーヒー
を食べ、お昼ご飯は給食を完食、夕食は日によりますが、例を挙げると
・ご飯一杯
・ハンバーグ250gくらい
・付け合わせ(にんじん、マッシュポテト・アスパラ)
・サラダ
・漬け物
・麦茶
といった感じでした。ここまでは「身体が軽く動きやすい」としか思いませんでした。実際に、50 m走のタイムも少し速くなっていました。

【ダイエット失敗期】

 しかし、徐々にご飯の量を減らし、食べる量が減っていくと段々食べることも動くことも辛くなってきました。この頃には既に食品のカロリーを覚え初め、一日の摂取カロリーが1500kcal→1300kcal→1100kcal→1000kcal …と減っていき、最終的には500kcalまで少なくなってしまいました。そして、体重も徐々に減り、最終的には32kgにまで減ってしまいました。

 当時、基本的に食事は摂らないようにしていましたが、たまにつまんでしまうお菓子や、母親に強制的に食べさせられたもので500kcalになっていた、というイメージです。この時点では既に数字にとらわれてカロリーを抑えたくなっていたので、0kcalのゼリーやコーラをよく食べたり飲んだりしていました。もちろん、食べる量が少ないので、筋肉はどんどん落ちました。50m走のタイムは、8秒台が10秒台まで落ちました。それどころか、筋肉が思いの外落ちてしまったため、何もないところで転ぶ、ということがよく起こりました。あざができやすくなったり、体毛が濃くなったり、と言うようなことも起こり、髪の毛も抜け落ちて、量が半分くらいになりました。

 月経が止まったので、産婦人科で筋肉注射をしていましたが、栄養失調のため全く生理は来ませんでした。腕や脚は「細すぎ」と言われるのが怖くて出せないし、エネルギーが生産できず体温が上がらないので寒く、夏でも長袖長ズボンを着ていました。因みに栄養失調だったため身長は伸びず、152cmのままでした。

【ダイエット回復期】

 流石に「食べなくては」と気がついて、頑張って食べようと意識し始めてから本当に食べられるようになるまでは1年かかりました。その過程で、何度も過食に陥りそうになって一日に2000 kcal, 3000 kcalとってしまった日もあり、自己嫌悪になることもありました。そんなとき全力で止めて支えてくれたのは、母親でした。

 5年かけて、中学・高校生の間に32kgから42kgまで体重を増やし、大学受験期には45kgほどまで増えました。恐らく脚の皮が厚くなったためか、身体が思い出したように成長を始めたのか、身長が1cm伸びて153cmになりました。しかし、ダイエットの弊害で体力が落ちに落ちていたため運動部に入る元気もなく、中・高と文化部で静かに暮らしていたので、もともとあった筋肉は元に戻りませんでした。以前より太りやすくなり、運動しても思うように身体が動かないのがもどかしかったです。しかし、月経は周期的に来るようになりました。

【現在】

 大学生になり、水泳を始めて3年経ち、現在に至ります。現在は元の体重48kgに戻り、筋肉もいくらか元に戻ったように感じますが、もう以前のようにエネルギーは湧かず、筋肉もまだまだ鍛錬が必要なように感じます。しかし、運動をすることで徐々に健康的な身体になってきたと感じています。

 また、昔、栄養失調になったためか、いつも貧血気味でしたが、最近病院に行って鉄剤を処方してもらい、完治しました。現在は、朝ごはんに卵焼きを卵2個分と牛乳を飲んで、お昼ご飯はおにぎりを食べて、夜ごはんはカレーを食べたり、野菜炒めを食べたり、自然に食べていますが、まだ少しカロリーを気にしてしまっていることがあります。

【まとめ】

 ダイエットは、しっかり知識を持って行った方が良いと思いました。もし子供がいる場合は、理想的なダイエットについて一緒に考えてあげて欲しいです。

[参考記事]
「ダイエットの後遺症で体重が38キロの激やせに」

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