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食欲抑制剤リデュースにより14㎏痩せたがお勧めしない

 

 ダイエットの敵はやはり食欲。できれば努力もせずに痩せたい、何もしたくないけど痩せたい。そんな私がたどり着いたダイエットは「リデュース」という食欲抑制剤によるダイエットでした。私が実際にリデュースを使って実践したダイエットと、その結果をご紹介します。

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リデュースとは

 リデュースとはジブトラミンを主成分とする食欲抑制剤です。ジブトラミンは以下のような効果があります。

シブトラミン(Sibutramine、ジブトラミンとも)は、いわゆる痩せ薬のひとつ。日本では、エーザイにより2007年に医薬品製造販売承認が申請され、2009年9月26日に却下された。

ジブトラミンは脳内の神経細胞によるセロトニンおよびノルアドレナリンの取り込みを阻害する、SNRIである。ただし、通常のSNRIとしての効果は有しておらず、抗うつ薬として処方されることはない。

 リデュースは食欲をかきたてるセロトニンやノルアドレナリンを調整し、食欲そのものを無くすものです。神経伝達物質に直接影響するものなので、下記の人は使用不可です。
 妊娠・授乳中の方
 高血圧の方
 精神疾患を患っている方   

 最近では日本でも服用者が増えているようですが、医薬品としては認められていないため安全性には疑問符が付きます。ですので、私は食欲抑制剤であるリデュースにより14㎏痩せましたが、積極的にはお勧めしにくいです。

始める前の私と実践手法

 服用を始める前の私は、21歳、身長156cm、体重65kg。朝食は摂らず、昼食と夕食をがっつり摂り、たまに夜食も摂るくらいでした。ざっくり計算すると3500カロリー程でしょうか。

 食欲抑制剤リデュースを飲んだ初日はお昼に服用しましたが、3日目あたりから朝一で服用するようにしました。飲めばそれで終わりの様なダイエットで、運動も通学時の往復15分ほどです。運動とは言えませんが。

 服用しなければ11時頃にはお腹が空き始めますが、服用すると全く食欲はなく、お昼は玄米ブラン、夜はお肉を少し、サラダ、お水を飲めばお腹いっぱいという感じで、一日何も食べないという日もありました。

一週間後の体重変化

 あっという間に鏡で見る顔がシュッとしてきて、内腿(うちまた)に隙間を感じてきました。始めて10日で、-4.8㎏。今までにない変化に驚きと喜びを感じました。

 生理始めの3日間は服用をストップしましたが、長くきちんとした食事を食べていないこともあり胃が小さくなったのか、少し食べればお腹いっぱいといった感じでした。

 軽い停滞期もありましたが、始めたころと変わらない服用だけの生活を続け、体重は少しずつ減っていきました。気づけば2か月で-14㎏の51キロになりました。

 ずっと腰痛に悩まされていましたが、どうやら原因は肥満だったらしく、パタリとなくなりました。トップスのサイズもLからSになり、ウエストにもくびれが出てきて、デニムが緩くなるという初めての経験もしました。脚に自信がなく、ずっときついデニムを履いていましたが、今では「脚がきれい、デニムが似合う」と褒められるようになりました。胸が極端になくなったということもなく、私の場合はバランスよく全体的に痩せたと思います。

リデュースによるメリット

 本当に何の努力も我慢いらないことが一番のメリットです。一番の敵である食欲を抑えてくれるので、例えば目の前に食べ物があっても食べなくてもいいと思えるようになります。仮に食べたとしても、自然と手が止まってくれます。

 これはデメリットにも値するかもしれませんが、何かを噛むということすら疲れたり、ダルイと感じたりするので、本当に食欲は敵ではなくなります。体力と同時に食欲もなくなっていった感じです。

リデュースによるデメリット

 尋常じゃないほどのどが渇きます。ありえない量の水を飲みます。私は、高熱を出した時の倍くらい飲んでいました。どういう作用でそうなるかは分かりませんが、汗をかきやすくなる、寝つきが悪くなる、めまい、息が上がりやすくなる、ボーっとすることが多くなります。大病を患っていると勘違いされたこともあります。薬を飲むということは副作用も出るわけで、健康を害しながら痩せるというイメージですね。

 そして食欲をなくして痩せるわけですので、健康には当然良くありません。食べないダイエットをすると骨粗しょう症になったり、体にダメージを受けることがあります。ダイエット後は健康診断を受けていませんが、もしかしたら何か異変が出ているかもしれません。

 ネットで検索すると批判の多いリデュースですので、これ一回きりで止めています。この記事はリデュースを推奨しているわけではなく、むしろその逆だということを知っておいてください。痩せる効果は大きいですが、その反作用も大きいのです。

2007年7月26日、フランスの医薬品当局であるAFSSAPSは、シブトラミンに関連した有害事象(心血管副作用)が効能を上回る問題であるとして、シブトラミン配合製剤の輸入、調合、処方、投薬を全て禁じた。

2007年10月9日、カナダの政府機関であるHealth Canadaは、2001年6月1日から2007年5月31日までの本薬の市販後調査結果を公表し、シブトラミン服用者に65件の有害事象が発生したことを明らかにした。

[参考記事]
「痩せる薬で体重を15kg減らしたが、病人のような痩せ方に」

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