この記事は20代の男性に書いていただきました。
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私(26歳男)が糖質制限ダイエットを始めた理由は、ふとした瞬間に鏡に映った自身の姿を見て、愕然としたからでした。学生時代、スポーツに明け暮れていた頃の引き締まった身体が、170cm、80kgという見るも無残なおっさん体系になってしまっていたのです。
当時、ライザップが全盛期で、メディアにもバンバン取り上げられており、「低糖質・高タンパク質」の食事を声高に推奨していました。ライザップに通うお金も無かった私は我流でやってみることにしたのです。
食事について
基本的には上記のように、「低糖質・高タンパク質」の食事を心がけていました。ご飯はもちろんのこと、糖質を多く含む根菜類も徹底的に控え、1日当たりの糖質摂取量を60g以内に抑えました。
タンパク質に関しては、当初「肉さえ食べていればいい!」と安易に考え、とにかく肉を食べ続けていたのですが、2週間程してお通じが来なくなってしまいました。ですので、途中からお肉以外にも鮭と鯖を食べるようにし、あとは豆腐や納豆といった大豆製品からもタンパク質を摂るようにしました。
また、便秘に対する対策として、野菜やわかめ、もずく、めかぶといった海藻類を取り入れるようにしました。
ある1日の食事
・朝
鯖の切り身2つ、納豆パック2つ、めかぶ、野菜サラダ
・昼
サラダチキン2つ、豆腐入り野菜サラダ、もずく、ほうれん草のおひたし
・夜
シーチキン、卵、野菜サラダ
基本的に料理をすることはなく、全てコンビニで買っていました。また、見てもらうと分かるように、ボリュームを「昼>朝>夜」になるように調節していました。活動時間が長い昼はエネルギーが必要で、逆にもう寝るだけの夜はそんなに食べなくてもいいのではないかと考えたためです。
外食時はどうしていたか
一人で外食をする時には大戸屋を使うようにしていました。定食メニューはご飯さえ除いてしまえばタンパク質を含め、バランスの良い食事が出来るので重宝していました。大戸屋のメニューの栄養成分には、定食の場合ですとご飯込みの炭水化物量、ご飯抜きの炭水化物量の2つが書かれています。
例えば以下のメニューではご飯込みの炭水化物量は114g、ご飯抜きの炭水化物量は42.5gですので、おかずのみであれば緩い糖質制限食としては大丈夫です。
また、飲みの席ではウーロン茶でしのぎ、どうしても飲まなければいけない時にはウイスキーなどの蒸留酒を飲むようにしていました。その他は焼き鳥や刺身の盛り合わせなど、なるべく糖質量が少なく、タンパク質多めのメニューを食べるようにしました。
外食の時には1日当たりの糖質摂取量を60g以内に抑えることは難しかったです。
途中、辛かったこと
初めのうちは糖質制限ダイエットをしていると、疲れることが多くなったので辛かったです。仕事に支障が出るのではないかと思ったほどでした。脳が糖分を欲しがっているんだなぁと素人ながらに判断していました。
そこで、脳を騙すことにしたのです。疲れてきたらエリスリトール(糖アルコール)を舐めるようにしました。エリスリトールは糖アルコールと言われている糖質ですが、血糖値を上げないし、カロリーはゼロです。しかも、体内で代謝をしないで排出をされます。糖質制限用の食品にはエリスリトールは必ずと言っていいほど入っています。
しかし、これでも頭がぼーっとすることが治らなかったので、原因を突き詰めると食べる量が少なかったことに気づきました。糖質を制限と同時に食べる量までをも減らしてはいけなかったのです。
結果、2か月で-12kg達成
2か月後、私の体重は80kg→68kgになっていました(2か月で-12kg)。驚くべきは、この2か月の間、ジムに行くなどの運動をほとんどすることなく痩せられたことでした。糖質制限ダイエットをしてから2年ほど経ちますが、今のところリバウンドしていません。
糖質制限ダイエットをして、もうひとつ良かったことは、以前はジャンクフードをこよなく愛していたのにもかかわらず、今は食べたいとも思わなくなったことです。食生活が、すごく健康的になったなぁと感じています。ダイエット中は意図的に身体にいいものを選んでいましたが、現在は自然とそうなっています。
以上が私の体験記です。糖質制限ダイエットは、やっている最中は確かに辛いですが(糖質は麻薬以上の依存物質なので)、得られるものはとても大きいと思います。
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