この記事は30代の女性に書いていただきました。
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私は妊娠中に、16キロも太ってしまい、すっかり体が重く、歩くのも大変なほどでした。出産してから体重を病院で測りましたが、ほとんど減っていなくて、ただただ愕然としたのを覚えています。当時、年齢は30才、身長は162センチ、体重は、68キロにもなっていました。
それから産後は痩せなきゃな、と思いつつも、しばらくは産褥期間により安静にゆっくりしないといけなかったので、特に意識せずに過ごしていました。
母乳育児の忙しさでてんてこまいの毎日
赤ちゃんが生まれ、退院してからはとにかく大変でした。オムツ替えと、おっぱいと、抱っこで、24時間あっという間に過ぎていきました。自分のことをするヒマがほとんどなく、トイレにも行きたい時に行けない状態で、常に赤ちゃん優先でした。
自分のご飯を食べる時も、赤ちゃんを片手に抱っこしながらさっと済ませる感じでした。その時食べていたメニューは、3食ともほとんど和食でした。良い母乳を作るために、白米をしっかりと食べ、体を温めて母乳を出しやすくするために、根菜たっぷりの豚汁、納豆、焼いた鮭を食べていました。
私は床上げするまであまり体を動かさないようにしていたので、作ったのは鍋一杯の日持ちする豚汁と、ご飯を炊いたぐらいでした。白米の量は、男性用のお茶碗一杯分食べていました。正直多かったのですが、入院中に食べていたご飯の量はとても多かったので、それを参考にしていました。
気付いた時はマイナス17キロ!
そんな毎日を送って3週間ほど経った頃、ふと、風呂上がりに体重計に乗ってみました。それまではとても忙しく、お風呂上がりには赤ちゃんの泣き声が聞こえるので服を着る間も無く駆けつけていましたが、その時は少しだけ余裕があったので、測ってみました。
すると、体重が51キロになっているのです!びっくりしてもう一度測ってみましたが同じで17キロ痩せていました。なんで!何もしていないのに…と思いました。しかも太った分だけでなくさらにマイナス1キロほど痩せていたので、とてもびっくりしました。
母乳をあげていると痩せると聞いたことがありましたが、その効果がどれほどなのかは知らず、調べてみるとすごい事が分かったのです。
「母乳だけで、500kcalも消費」
調べてみると、母乳育児を1日行なっているだけで、500kcalものカロリーを消費している事が分かりました。
私は妊娠する前はよく間食をしていましたが、赤ちゃんが生まれてからはほとんど間食をしませんでした。単にそうする時間がなかったのもありますが、助産師さんから「乳脂肪分の高いチョコやクリームなどを食べているとおっぱいが詰まり乳腺炎になる可能性がありますよ、ひどい人は切開して膿を出さなければならなくなります」と言われていたので、それがとても怖かったので、お菓子をほとんど食べなかったのです。
朝昼晩のご飯はしっかり食べていましたが、間食はせず、完全母乳で頑張っていたので、3週間で、それだけ痩せれたことが分かりました。
他にもダイエットの助けになった事
産後は毎日お風呂を沸かして入っていました。普段は、シャワーで済ます派ですが、とても寒い時期だったのと、シャワーだと体が冷えてしまい、母乳が出にくくなるために毎日お風呂に浸かるようにしました。
その時、湯船の中でしていた事は、産後開ききった骨盤や膣を締めるため、お尻にギューっと力を入れて締めるという運動を数回行っていました。自然と腰回りや腹筋を使うので、たるんだお腹の肉が引き締まっていったのだと思います。
卒乳が近づくと増える体重
産後1ヶ月もしないうちに体重が産後前に戻り、さらにウエストやお腹もかなり引き締まりましたが、それがずーっと続くわけではありませんでした。
子供が大きくなり、一歳くらいになると、離乳食の量も増え、子供がおっぱいを飲むのは眠たい時にちょっと咥える程度になりました。
新生児のようにゴクゴクと頻繁に飲む事もなくなったので、当然おっぱいのサイクルは減り、以前のようにたくさん作ってたくさん飲んでもらえなくなったのです。
そうなると、ご飯の量は変わらない私はどんどん体重が増え、あっという間に5キロほど増えてしまいました。たくさん食べても太らない夢のような期間は卒乳期間中に消えて行きました。
最後に
母乳育児をしている方は、食べても太らないという素晴らしい経験をしているかもしれませんが、卒乳に向けて少しづつご飯の量を減らしたり、運動をする事をオススメします。
私のようにおっぱいだけ止めるとあっという間に元に戻ってしまいます。現在二人目妊娠中で、産後ダイエット頑張ろうと思っていますが、一人目の失敗を生かしてダイエットしたいと思います。
[参考記事]
「母乳ダイエットにより産後3ヶ月で10キロの減量に成功」
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