この記事は30代の男性に書いていただきました。多少の食事制限をしていたとはいえ、ミニステッパーを3か月行ない、14キロも痩せたのはスゴイです。
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【肥満体質を過ごした過去の日々】
小学校6年生の頃は、両親が病院での治療を促す程の肥満でした。当時は、今のようなダイエットブームでもなく、太ってる事にそんなに抵抗を持ってもおらず、とにかく大食漢の肥満児でした。男二人兄弟ということもあり、唐揚げを筆頭に焼き肉、ハンバーグ、カレーライスなど、男メニューのオンパレードで、ご飯を山盛り3~4杯を当たり前に食べる毎日でした。
しかし、中学に入り運動部に入ると、同じような食生活をしていても、カロリーの消費も激しく、別人のようにスリムになっていきました。ダイエットではなく毎日の部活動で必然的に痩せたのですね。
高校生になると帰宅部で再び肥満への道を辿ります。しかし、さすがに年頃ですので周囲の目もあり意識的に節制しました。ですから、いかにも肥満体というわけではありませんでしたが、太ろうと思えばいつでも太れるという体質でした。結婚とともに俗に言う「幸せ太り」で、むくむくと太り始めました。
営業マンという仕事に就いていたことも手伝って、毎日コンビニ通いで、菓子パンと甘い缶コーヒー漬けの毎日を過ごし、気付けば自身最高の83キロにまで太りました。カッターシャツもスラックスもレギュラーサイズでは厳しい状態に陥ってしまい、さすがに自身はもちろんのこと、周囲の目も気になり始め、幸せ太りなどと呑気に言ってられなくなり、ついにダイエットに挑戦することとなりました。
20分で出来る原始的なダイエット法
さて、いざダイエットと決断したは良かったものの、何せやったことがないですので、その方法が浮かびません。何事においても、形から入らないと気が済まない性格の私は、ウェアーやシューズを準備してのジョギングが最適な方法と思いました。しかし重い腰はそう簡単に上げられずに、先延ばしにしていました。
そんなある日、ボーっとテレビを観ていると、足腰老化防止の健康器具「ミニステッパー 」という商品を紹介していました。価格は9,800円でした。ダイエット器具ではないのですが、原理はいたって単純で、器具のペダルに乗って足踏みをするというものでした(以下の写真は実際に使っていたものではありませんが、こういう器具です)。
油圧のシリンダーで負荷の調節ができるという機能は備えていましたが、機械ではないので、電源さえも不要なのです。こんな楽ちんな方法でダイエット出来るかもと早速購入して負荷を強めに設定し、ただひたすら毎日20分足踏みを続けました。これならウェアーもシューズも要りません。
しかし、いかなる方法のダイエットでも、楽して痩せる方法などあるはずもなく、最初は運動不足の肥満の身体には地獄の毎日で三日坊主の様相を呈してきました。諦めそうな状況でも乗り越えることができたのは、尋常なく滝のように流れる汗であり、効果が目に見えるという事実が励みとなり、苦痛だったはずの足踏みが、日を追うごとに楽しみに変わっていったのです。
毎日20分というと、長いのか短いのか、人によりけりですが、飽きないように好きな音楽を4~5曲流しながら行ないました。そして、最初の1か月で目に見えて効果は表れました。なんと、体重計に乗ると8キロも減っており、鏡に映る姿でも一目瞭然でしたが、周囲のみなさんの目には、1か月という短期間での変わり様に、身体の心配さえして下さいました。
食事制限もビールの本数を2本から1本に、ご飯を気持ち小盛に、おかずは今まで通りに摂るというストレスにならない程度には心がけましたが、食事制限によるダイエット法ではありませんでしたので、基本はひたすら足踏みして汗を流すということのみです。最初の10日程の苦しみの山を越えてしまえば、日によっては10分に短縮したりと、余裕すら出てきました。
その後は最初の1か月程とはいきませんでしたが、最終的に3か月で83キロから14キロ減の68キロと、目標の60キロ代へのダイエットに見事成功となりました。贅肉の取れた身体は、学生時代に鍛え上げられた筋肉が、再び姿を見せるまでに変身しており、健康的なダイエットとなったのです。普通に食べながら減量するという方法で、これ程の結果を得たことで、普段から運動することの重要さをも教えてくれました。
この原始的なダイエットの秘訣は、いとも簡単で「毎日ミニステッパーを黙々と続ける」ということ。頑張れば誰でも必ず成功する方法だと自信をもって断言させて頂きます。
成功を収めて以降の現在の私
基本的に太りやすい体質の私ですので、油断するとリバウンドし兼ねないのですが、気になるときには軽く5分ほど足踏みをしています。ダイエットの成功により、結婚当初よりも若々しい姿を手に入れ、もちろん身体も軽くなり、階段の上り下りも息切れなど全くしなくなりました。
形から入らないと何事も始められなかった私には、本当にありがたい原始的な健康器具との出会いに感謝しています。肥満でボーっとテレビを観ていたのがきっかけで出会った「ミニステッパー」との出会いが運命だったのですね。とにかく、こんな原始的な方法で健康的に減量出来た事が嬉しい今です。
今はおそらく「ミニステッパー」という名称の、全く同じ商品は無いと思いますが、ホームセンターなどで、同じ構造の器具を見かけます。価格も5,000円前後とお求めやすいものが多いので、ぜひお試し下さいね。
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