この記事は30代の男性に書いていただきました。
グルテンフリー生活を始めたきっかけはノバク・ジョコビッチ著の「ジョコビッチの生まれ変わる食事」でした。ちなみにジョコビッチはセルビア出身のテニスプレーヤーです。著書が出版された当時は男子テニスの世界ランキング1位でしたのでこの本も話題になり、書店で何気なしに手にしたという経緯です。
当時の私は
身長170cm、体重58キロ、年齢33歳、男
ということで、痩せる要素がほとんど無い状態からのスタートでしたが、健康体になることを目的にグルテンフリー生活を始めました。ですので、痩せたいという気持ちは全くありませんでした。
グルテンフリーとは何ぞやというところからご説明します。グルテンとは小麦、ライ麦などに含まれるたんぱく質のことです。つまりグルテンフリー生活とは普段の食事から「小麦」を排除することになります。パンもうどんも食べられません。
世の中の5人に1人くらいは小麦に対して不耐症(遺伝子的に合わない)だそうでして、多くの人がそれに気づかずに生活を送っているとのことです。体に合わない食事を摂ることでジョコビッチの場合は体が思うように動かなかったり就寝時に寝苦しかったりという症状が出ていたそうですが、さらに深堀していくと日中の眠気や集中力を欠く行動など、小さな不調の原因になっていることもあるそうです。
独身男のグルテンフリー生活
当時の私は「独身・彼女なし・仕事超多忙」という状況でして、食事はコンビニもしくは外食(主にラーメン)で済ませていました。体の不調が目に見えてあったわけではありませんが、食生活がよろしくないことは薄々感じていたのと、容姿端麗で世界的に成功しているジョコビッチへの憧れ(嫉妬?)も多少ありまして、グルテンフリーなるものを取り入れることにしました。
まずは朝食をパン派からお米派へと変える必要がありました。コンビニ飯を購入して会社の自席で朝食を済ませるという生活を当時はしていたので、コンビニのパンをおにぎりに変えるだけでした。
おにぎりは具材に使われている調味料(醤油など)に小麦が含まれていることが多く、鮭や梅など特定の種類しかチョイスできませんでした。また小麦未使用の醤油を購入して、卵かけご飯や納豆ご飯を家で食べることもありました。
昼食は、以前はコンビニ弁当で高カロリーな食べ物を好んで購入していたので大幅修正が必要でした。ちなみに幕の内弁当や助六にも小麦が含まれているため(成分表の最後に一部調味料に小麦を含むみたいな記載が必ずといっていいほどあります)、弁当自体をあきらめることになりました。
そしてたどり着いたのが
〇サラダ(ドレッシングなし)にスモークタンや生ハムやチーズを添える=>これは毎食
〇おにぎり、豆腐麺、魚肉ソーセージ、ゆで卵=>この中から数点チョイス
〇ゼリー、プリン、ヨーグルトを食後に食べる
といった内容です。2列目のおにぎり…の部分はコンビニ毎に置いてある商品が違ったりするので、小麦未使用の商品を手に取って探りながら決めるといった感じでした。
夜は残業の合間に会社を抜け出して外食という生活をやめて、小麦未使用のスナック菓子やナッツ系おつまみでしのいで、帰宅後に小麦未使用醤油をフル活用して、肉野菜炒めとお米をガッツリ食べていました(料理のレパートリーが少なかったため、炒めるという調理法だけで乗り切りました)。
グルテンフリー生活の特典
グルテンフリー生活を始めた直後からなんとなく体の調子が良く、深夜12時を過ぎて帰宅したときでも料理を欠かさず作っていましたし、食材がなければ24時間営業のスーパーへの買い出しもするくらい精力的に動けていました。
というわけで食欲は旺盛で夜間に暴食をしていたわけですが、結果5キロのダイエットになりました。それに普段から少し赤みがかったっていた肌が正常になったり、寝起きのぐだぐだ感が無くなったといった効果も見られました。
1ヶ月を過ぎたあたりで53キロまで体重が落ち(58キロからマイナス5キロ)て、その後は変化がありませんでした。痩せすぎて周りの心象があまりよろしくなかったので2か月経過時に元の食生活へ戻すことにしましたが、その後半年くらいは53キロ付近をキープしていました。
なので短期的に体重が減ったことには関心がなく、グルテンを摂らないことで体調が良くなることが分かったことが大きな収穫です。
グルテンフリー生活の余談
小麦制限をするとすぐにパンや麺類が恋しくなります。小麦のグルテンを取り除いて作られた「ふすまパン」と呼ばれるものがありますが、私の場合は小麦自体を取り入れないというルールにしていたため食べませんでした(ちなみに麦茶も飲んでません)。
米粉パンを食べることもありましたが、モチモチ感が強く、サクッとしたパンの食感への欲求がさらに増すことになりました。麺類はグルテンフリーパスタというものがありますが、主にトウモロコシを原料としているようで、どう味付けしてもトウモロコシ風味が抜けずあまりお勧めできるものではありません。
[参考記事]
「糖質制限を2年間行ない、27キロ痩せたダイエット」
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