この記事は40代の女性に書いていただきました。
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先日知り合いに頼まれた商品を買いにドラッグストアに行ったとき、店舗内に数多くの酵素ダイエットを謳った商品がレジ近くの棚に陳列されていました。棚を占めるダイエット商品の品数に驚くとともに、自分自身も、5年ほど前に1年間ほどダイエットを行っていたことを思い出しました。
当時の私は38歳、毎日9時過ぎまで続いた残業や仕事にまつわる様々なストレスが原因で食生活が乱れ、体重は社会人を始めたころより10kgオーバーの74kgにまで増えていました。
特に体重が原因となって健康診断で注意を受けるほどでもありませんでしたが、脇腹にはしっかり贅肉がつき、20代のころに買ったスーツを着ようとすると、脇腹や腿についた肉のせいでパンツが穿けなくなっていました。
また、細かい話になりますが、身長175cmで体重が74kgということは、BMI(体格指数)でいうと24.16ですので、「肥満度1」の一歩手前です。さすがにこれは格好が悪いし少し痩せないとまずいなと危機感を抱きました。
痩せたい、でもストレスを溜まるのはイヤな自分が考えたのは・・・
しかし、ダイエットを宣言しながらも1か月も続かず挫折したり、体重は減ったもの元の生活に戻した途端リバウンドしてしまったなど知人たちのダイエット失敗例を思い出しました。なにより根性のない自分がストイックなダイエットに取り組んでも、心身ともに辛くなるだけで到底望み通りの結果を得られないことは目に見えていました。
そこで、自分がストレスを溜めずに継続できる範囲でダイエットを行って、1年スパンで成果が出ればいいと考え、1日の食事のうち夕食だけ糖質を制限するという楽そうなダイエットを実施することにしました。
具体的には、夕食時、お米などの糖質の多い炭水化物を食べない、トンカツや唐揚げなどの揚げ物は食べない、夕食後はポテトチップスやアイスクリームなどは食べないというだけのかなり緩い糖質制限で、朝食と昼食はダイエット開始前と変わらず好きなものを食べていました。
また、目標についてもできそうな範囲内で設定し、とりあえず最初の3か月で3kg、1年後に10kg落ちればいいというところに落ち着きました。
さてこの「夕食だけ糖質制限ダイエット」を行う上で、好きなご飯を制限する代わりに、何か別の食べ物でお腹を満たす必要があります。特に、夕食時にその日のおかずや納豆などでご飯を茶碗2杯食べるのがルーティーンだった私が、ただ食べる量を減らすだけのダイエットを行ったのでは続かないのが目に見えています。それを踏まえると、代わりとなる食べ物は、低カロリーなだけでなく、量があって楽しく食べられるものとなります。
そこで試したのが、こんにゃくでできた「DHCこんにゃくラーメン 醤油味」と「DHCこんにゃくラーメン とんこつ味」と「DHCこんにゃくラーメン 塩味」。これらは1袋を一気にたべても70kcal程度で糖質量も少なく、腹持ちもよいので、かなり重宝しました。この3つを「DHCこんにゃくラーメン 醤油味」⇒「DHCこんにゃくラーメン とんこつ味」⇒「DHCこんにゃくラーメン 塩味」….といったようにローテーションにしながら、市販のわかめスープや蒸し野菜を取り入れ、毎日の食事に飽きを感じないように工夫しました。
白米小茶碗1杯の糖質量が37gですので、これらのラーメンがいかに糖質量が少ないのかが分かります。
「DHCこんにゃくラーメン 醤油味」の糖質量は11.7g
「DHCこんにゃくラーメン とんこつ味」の糖質量は14.3g
「DHCこんにゃくラーメン 塩味」の糖質量は14.2g
まとめますと、ダイエット期間中の代表的な食生活は、以下のようなものでした。
朝食:
白米、焼き魚、前日の残りの蒸し野菜、納豆、味噌汁
昼食:
レストランの定食 (白米、味噌汁、サラダ、焼き魚)
夕食:
蒸し野菜 (キャベツ1/4個、もやし1/2袋、にんじん1/4本、ニラ1/2袋)、市販のわかめスープ1人前、こんにゃくラーメン1袋
1日のうち最も多くのカロリーを摂取していたのは昼食でした。 これは、昼食であればカロリーを多めに摂っても午後からの仕事や、たまに行くジムでカロリー消費するので大丈夫という考えがあったからです。ただいくら昼食と言っても、カツ丼とうどんのセット、唐揚げ2人前セットなど確実に1000カロリーを超えそうなものは食べないようにしていました。
ダイエット生活で倦怠感を感じ始めていた私を救ったのは・・・
この食生活を始めて3か月ほど経ったある日のこと、職場の女性スタッフ数人から「最近少し痩せました? 顔の輪郭がシャープになった感じがします。」と嬉しい言葉をもらいました。この当時の体重は71.5kgと開始前よりまだ2.5kgほどの体重減で、正直なところ「夕食だけ糖質制限ダイエット」に少し倦怠感を感じ始めていた頃ではありました。しかし、自分でも単純というかおバカというか、女性スタッフ数人からの一声のお蔭で成果が出ていることを実感し、小さな達成感を感じたと同時に、もう少し続けていこうという気持ちが芽生え、その後も9か月ほど、1年間このダイエットを続けていくことができました。
ダイエットを始めてちょうど1年ほどたったある日の風呂上がりに体重を測ると、66.7kgとダイエット開始時より7.3kg減っていました。鏡の前に立つと、1年前に脇腹についていた贅肉がかなり削ぎ落とされていることが分かりました。
ダイエットの成功要因
このダイエットに成功した要因ですが、1つには、自分の性格や食生活を客観的に捉え、自分が我慢できると同時にストレスを感じない範囲で行うことを心がけた点にあると思います。
2番目の要因としては、目の前の結果に一喜一憂するのではなく、長期的な視点を持ってダイエットに取り組んだ点です。ダイエット中に月に3回程度ではありましたが、友人や親と食事と夕食を共にすることがありました。そのときは、ダイエットのことは口にせず周りと合わせて結構高カロリーなものを食べていました。それによって体重が減らないのではという心配もありましたが、その点については割り切って次の日から1週間夕食を少し制限すればいいと考えることで、目の前の結果にイライラせず続けられました。
3番目の要因としては、職場のスタッフから変化に気づいてもらえたことが挙げられます。私のほうからダイエット中だと口にすることはありませんでしたが、周りの人が気づいて声をかけてもらうことで、効果が表れていることを実感でき、それがダイエットを続けていく上でのモチベーションになっていました。
この「夕食だけ食事制限ダイエット」は1年ほど行って効果を実感したところで止めましたが、かといって毎日好きなものを好きなだけ食べる生活に戻ったわけではなく、ご飯を多めに食べた翌日の夕食はご飯を茶碗半分にしたり、ジョギングをしたりなどすることで、週単位でバランスのよい食生活を行うように努めています。ダイエットを行った1年間は、バランスの良い食生活を続けることの大切さを学ぶ上で貴重な期間だったと実感しました。
最後にダイエット前後の体重は以下となります
ダイエット前: 175cm、74kg
ダイエット1年後: 175cm、66.7kg
目標の10kgは達成できませんでしたが、ダイエット開始時より7.3kg減に成功しました。
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