この記事は30代の男性に書いていただきました。
……..
私はもともと太りやすい体質であり、お米やお菓子の量が増すにつれて一気に体重も増えていきました。そのためいろいろなダイエットをしてみましたが、その中でも糖質制限が私にピッタリ合っていました。私の糖質制限は主にお米を意識した糖質制限です。
「お米を制すれは糖質制限は成功する」と言われているくらいですので、いかにお米を制限できるのかが成功するか、失敗するかの分かれ目です。
体の変化について
ダイエットを始めた頃は25歳・身長は168cm・体重は80kgでした。筋肉量は少なかったため、体脂肪率も25%を軽々と越えていました。
こんなに太っていましたが、1年程度で80kg→67kgの13㎏の減量に成功しました。
食事内容について
食事については朝のみ自由に食べて、昼と夜は糖質を出来るだけ控えめにしました。徹底した食事コントロールはしていないため、短期間での変化は出にくかったですが、継続して行う中で確実に体重は減っていきました。1ヶ月10kg痩せるような短期間のダイエットは体に良くありません。ですので、1年で13kg痩せたのは逆に良かったのかもしれません。
レシピとして、朝は糖質を意識しつつも好きなものを好きなように食べていました。ご飯は大盛で食べるようなことはしませんでしたが、普通茶碗に1杯は食べました。おかずとしては魚や納豆が多かったです。しかし、お米を食べる時には野菜をたくさん摂ることは絶対に忘れませんでした。食物繊維は血糖値の上昇を抑える効果があるので、炭水化物を食べる時には必ず食べるようにしました。
昼は糖質がかなり少ないパン(ブランパン)、コンビニのサラダチキン(サラダと名がついていますが、鶏肉です)、サラダが中心になりました。ローソンのブランパンは1つ2.2gしか糖質が入っていないので、気にしないで食べることができます。お昼は20g以内の糖質量で収まっています。お米を食べない分、これだけの糖質量で抑えることができるのです。
夜についてはお米は食べないで、肉とサラダをメインにしていました。サラダについても糖質の高い根菜は避けて葉菜を中心に食べました。肉については鶏肉を中心に摂るようにしました。肉の味付けについては、糖質の多い砂糖やソースは使わないで、醤油か塩です。
また豆腐やこんにゃくなどカロリーが少なく「かさ増し」できる食材を使ってボリュームアップメニューも作っていました。夜勤があり、仕事内容が激務になることもある為、夜はしっかり食べておかないと体がもたないこともあり「かさ増し」は必須でした。
特に辛かったこと
糖質をカットした食生活ではお米を自由に食べることができないことが特に辛かったです。またお菓子もろくに食べることが出来ない・外食しても食べ物を気にする・差し入れも受けとるだけで食べることが出来ないなど生活する上で困ったことも正直あります。
そんな生活が続くとプライベートで食事するときにも糖質量を気にするためリラックスして楽しむことも出来ません。外食では炭水化物がほとんどです。理解ある友人が多くてよかったですが、そうでない方とは自然と関わる機会も減りました。
外食の時の対応
仕事やプライベートの付き合いの中でどうしても外食に行かないといけない時もあります。初めの頃はそれが原因でリバウンドをしてしまうことがありました。そのため出来るだけ自分で企画・幹事をして問題なく食べられる店を選ぶようにしました。なかには食べられないものもあるため注意は必要ですが、以前ほどはリバウンドすることもなくなりました。
どうしてもお腹がすいたとき
もともと食べる量が多い私は強い空腹感に襲われることも多いです。そのときはまず炭酸水を飲むようにします。炭酸がお腹を満たすため、応急措置程度には効果的でした。
それでも難しい場合は乾物を噛むようにしています。特にスルメをよく食べており、たくさん噛むことで満腹中枢を刺激してくれます。私が食べていたのはローソンの「焼するめピリ辛醤油味」ですが、1袋食べても糖質量は1gありません。間違っても、いつものようにオヤツにおにぎりは食べませんでした。
ダイエットを諦めそうになったきっかけ
糖質制限でダイエットをしている中で一度諦めそうになることがありました。ダイエットを始めて4~5カ月が経ったときです。5kgくらい痩せていたので、ここで満足をしてしまったのです。体重は80kgから75kgに痩せ、自分の中では「もういいや」という感情が生まれました。
その時にダイエット中であることを知っている友人に相談し、「今は成果が出始めた時期だから今やめたら一瞬で逆戻りする。今までの苦労が水の泡になり、そうなるとまた同じ努力の繰り返し」と言われ、耐えることが出来ました。
その結果、さらに半年で8kg痩せて、1年で13kg痩せることができました。
最後に
太る原因の1つはお米をはじめとする糖質の摂りすぎです。しかし食べ物に溢れる現代では完全に糖質を絶つことは難しく、ストレスも溜まります。そのため自分が無理のない範囲でゆっくりと糖質制限をしていけば負担なく、望む体を手に入れることができます。
糖質制限のポイントはお米、パン、麺類をいかに減らせるかであり、それを制すれば勝ちです。全ては慣れですので、気長に続けるくらいがちょうどいいかもしれません。
Leave a comment