今回はイタリアに移住し、自然とダイエットに成功した経緯を書きます。
環境のおかげでダイエットに成功
移住する前の私の身長は167cmに対して体重は74kgありましたので、明らかに太り過ぎです。イタリア移住前の日本での生活では、24時間営業のコンビニや深夜までやっている飲食店などで好きなものを食べたい時に食べていましたので、太るのは当たり前です。そのため何度もダイエットを実践したことがあります。ジムへ通ったり、食事制限、サプリメントも試しました。どれも効果は得られず終わっていました。
そんな時、友人から海外移住の話が舞い込み、仕事もひと段落した一昨年、イタリアの田舎町に移り住むことになりました。イタリアでも大都市に住むと、日本と変わらない食生活を送れるという人もいるようです。私の場合、イタリアの田舎で、品数が少ないため食べたいものや買いたい食品がほとんどなく、私が普段食べていた主食と言えば肉、魚、チーズ、そして野菜です。食べたい食品が無いために自然とオーソドックスな食材に限定されました。
友人に私のメニューを話したら、「それって糖質制限食ではないの?」と言われました。私は糖質制限については知らなかったのでネットで調べました。そうしたら、「お米などの糖質が多い食品を減らす食事法」と書かれていました。糖質制限で食べられている食材を調べてみると肉、魚、野菜、海藻、チーズ…とまさに私がイタリアで食べているメニューとほとんど同じでした(イタリアでは海藻は食べませんでした)。
私が食べていたいつものメニューは以下の通りです。毎食必ずチーズを食べていました。チーズは特別好きという訳ではないですが、チーズだけは種類が多くあったので、毎日食べても飽きませんでした(参考記事「糖質制限でチーズを食べても大丈夫?」)。そして、イタリア人になったつもりで、夕食にはワインを飲むことも多かったです(赤ワインの糖質量は100g当たり1.5gくらい)。あまりにもシンプルなメニューなので友人には心配されましたが、体調面は全く問題はありません。
これらをすべて合わせた糖質は正確には計算していないですが、「スーパー糖質制限」である1日60g以内だと思います。
[朝食]
肉を焼いたものに塩、野菜、チーズ
[昼食]
トマトと肉を煮込んで塩で味付け、野菜、チーズ
[夕食]
焼いた魚、野菜、チーズ、たまにワイン
[おやつ]
チーズ
海外では、食べたいものがない場合が当たり前
日本にいた時は、ほとんど3食炭水化物を食べ、たまにはご馳走や大盛りをいただく機会がありました。交通機関も電車やバスを利用するので、運動する習慣もありません。イタリア移住後はそんな便利な生活とは正反対で、どこに行くにも歩かなければならず、スーパーやレストランなどに行っても食べ慣れていた、美味しいお米(炭水化物など)、市販のお弁当などがないので、慣れない食生活で変な誘惑が無かったことが幸いしました。
こんな生活を8ヶ月ほど続けところ、移住前の体重74kgに対して、60kgにまで落ちました。14kg減ですので、これは大成功といってもいいですが、ダイエットをしているという意識がありません。あまりにも痩せすぎたのでBMI(体格指数)を調べたところ、「普通体重(21.51)」でした。
今回はダイエットをしているという意識がなくても自然と痩せることができましたが、これはイタリアの片田舎という異質な環境だからできたことです。ですので、日本に帰ったらまた太るのではないかと少し不安です。
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