この記事は30代の女性に書いていただきました。
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36歳の3児の母です。夏休みに、家族で旅行したり、食べ放題に行ったりしていて、いつの間にか普段の43キロから2キロ太り、45キロになってしまいました。
私は身長154センチと小柄なので、その2キロが重大で、見た目も変わります。太るのはカンタンだけれど、2キロを落とすのはとても大変。特に、35歳を過ぎてからは、ちょっとやそっとでは痩せられなくなりました…。
でも、丸くなってしまった自分の顔を鏡で見る度にブルーになり、よし、ダイエットしよう!と決意しました。
厳しい糖質制限はムリ!
これまでの何度かのダイエットの経験上、やはり、流行の「糖質制限ダイエット」が、一番痩せるのに近道だな、という体感がありました。でも、パン、麺類、甘いもの、果物など、私の好物はほぼ糖質なので、完全になくすことは考えられませんでした。
さらに、私には小さい子どもがいるので、自分のためだけに低糖質の食事を3食作るのはけっこう大変です。大変なことは絶対に続かない、そんな自信があったので、とにかく簡単に、そして緩い糖質制限で行こうと考え、工夫しました。
結果はタイトルにあるように1か月で2キロ痩せたので成功と言えるでしょう。
1日の食事内容
私の考えた、簡単にできる緩い糖質制限のメニューは下のような感じです。普段とは大きく変えずに糖質だけ少し制限する、という方法です。
〇朝
麦入りの食パンにマーガリン、野菜入りスープ(前夜の残り)、無糖のヨーグルト、紅茶(ミルク入りOK)
〇昼
麺類を食べる場合は普通の半分量(例えば、冷凍のうどんやそばは、半分に割れるものを使用)、野菜と卵も一緒に入れて煮る。
もしくは、小さめのパン一つに、チーズやレタス、冷凍もしくは総菜のチキンの竜田揚げやカツなどをはさんでサンドイッチにする。
足りなければ、豆腐にネギなどの野菜をのせて、めんつゆとお湯をかけて、チンした湯豆腐を食べる。
食後は好物のカフェオレ(少しだけ砂糖入り)。
〇間食
お腹が空いた時は、茶葉を多めにして濃く入れた紅茶に、あたたかいミルクを注いだ無糖のミルクティーや、無塩のミックスナッツ、チーズなどをつまむ。お菓子などの糖質は極力避ける。
〇夜
麦ごはん半膳より少なめ、野菜入りスープか味噌汁、野菜と肉の煮物や炒め物など(もしくは焼き魚)、野菜の副菜、納豆1パック
白パン、白ごはんを食べるのは止め、麦入りにしました。また、食事をする際は、血糖値を一気に上げないように、野菜やタンパク質から先に食べます。例えば、夜ご飯の時は、麦ごはんを食べる前に必ず納豆を食べます。そうすると、空腹感もおさまり、ごはんが少なめでも満足度がアップします。
成功の要因!マインドコントロールのコツ
緩い糖質制限ダイエットをする前、私は常に空腹感があり、間食ばかりしていて、暇さえあればチョコレートやグミなどの甘いものを口にしていたと言えるほどです。
糖質を摂れば摂るほど食後に血糖値が急激に上がり、その後には急激な急降下が待っています。血糖値が下がるとお腹が空くと感じるようになるので、三食で炭水化物をたっぷり食べ、さらにおやつにも甘いものを食べていた私は、お腹が空いて当然だったのです。
三食の糖質を普段よりも少なくすることで、ずいぶん空腹感はなくなりましたが、どうしてもお腹が空いたときは、とにかく糖質の少ないものを選択しました。
もともと糖質が好きなので、間食は止められないかもしれないと最初は思ったのですが、糖質を摂ると虫歯にもなりやすい、虫歯から色々な悪いものが体に入ってしまうという内容の本を読み(「白米が健康寿命を縮める~最新の医学研究でわかった口内細菌の恐怖~」花田信弘)、糖質ってやはりよくないのだと心に刻みました。そして、虫歯を防ぐために食後には必ず、時間をかけてしっかりと歯磨きをしていました。これで間食をする気がかなり失せました。
また、人間には糖質はそもそも必要ないのでは、という内容の本も読み(「ケトン体が人類を救う~糖質制限でなぜ健康になるのか~」宗田哲男)、ますます「私には糖質は必要ないのだ」、「糖質は嗜好品なのだ」という意識を常に持っていました。
このあたりのマインドコントロールが、緩い糖質制限の成功の秘訣だったと思います。
緩い糖質制限の良かったところ、悪かったところ
緩い糖質制限で、1か月で2キロ落とした私ですが、もともと糖質が大好き、間食も大好きだったので、糖質から得られる幸福感がなくなってしまったのは、デメリットと言えるかもしれません。でも、食後の少しだけ甘いカフェオレや、限られた炭水化物を食べられる喜びが増したので、不幸だなとは決して思いません。
糖質をできるだけ減らすことで、虫歯リスクも減らすことができるし、糖尿病になる可能性も減らせます。しかもダイエットに成功して顔もスッキリ、ウェストもスッキリ、細いズボンも履けるという大きなメリットもあります。
糖質を全くなくすわけではなく、とても緩い糖質制限ダイエットなので、ストレスもほとんどなかったですし、これからも緩く続けていきたいなと思っています。
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